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2019/03/01

十牛図 1、尋牛(じんぎゅう)



十牛図は禅のお坊さんが書いた、自分探し、悟りを求めるイメージを人と牛を使って描いた作品です。

牛を尋ねる、ってことは牛を探すってことかな。

そうです、こうなったらいいな、どうしたらいいんだろう?イロイロ迷って生きていると、何か正しい道があるんじゃないかと探し始めるものです。その状態を意味しています。

牛はまだ出てこないんだね。
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2019/03/02

十牛図 2、見跡(けんせき)



十牛図は禅のお坊さんが書いた、自分探し、悟りを求めるイメージを人と牛を使って描いた作品です。

悟りである牛を探していたら、ついに足跡を見つけたんだね。

深く自分を考えることで、自分の起こした結果から、自分の心が見え始めたとも言えます。

何かが見つかる、そんな気持ちが高まってきます。
2019/03/03

十牛図 3、見牛(けんぎゅう)



十牛図は禅のお坊さんが書いた、自分探し、悟りを求めるイメージを人と牛を使って描いた作品です。

悟りである、牛をさがして、前回は足跡を見つけたんだよね、今回はついに牛を見つけたね。

一生懸命探したら見つけられた、このことが大切です。

頑張れば出来るってことかな。

牛が自由気ままに生きていたら見つけられるとは限りません、見つけられた、と言うことは今までは探していなかった、とも言えます。牛は「悟り」とも言えますが「自分」と大いに関係するものである、と言う意味でもあります。

向き合おうとしなかった自分とも言えるのか。
2019/03/04

十牛図 4、得牛(とくぎゅう)



十牛図は禅のお坊さんが書いた、自分探し、悟りを求めるイメージを人と牛を使って描いた作品です。

牛を見つけて、今度は捕まえたんだね。

自分を見つけてみれば、かんたんに思い通りにならないことに気付きます。

自分を捕まえたのに?

目的を決めても、頑張れなかったり、後回しにしたり、自分の思うように動かせないものです、思い通りに動かせても、不満が溜まったり、思った結果にならなかったり、捕まえても思い通りのならないものです。

じゃあ、意味無かったの?

自分を知るための第一歩と言えます。
2019/03/05

十牛図 5、牧牛(ぼくぎゅう)



十牛図は禅のお坊さんが書いた、自分探し、悟りを求めるイメージを人と牛を使って描いた作品です。

牛と仲良くなったね。

おとなしくなってくれましたね、しかし、手綱は放せません、それは不安があるからですね。

不安か、不安の原因は何だろう?

自信の無さ、そしてこの状態を続けられるかと言う不安ですね。
2019/03/06

十牛図 6、騎牛帰家(きぎゅうきか)



十牛図は禅のお坊さんが書いた、自分探し、悟りを求めるイメージを人と牛を使って描いた作品です。

おー、牛にすっかり慣れて。

そうですね、自分と言う牛とすっかり打ち解けて、体の一部のように自然に考えられるようになります。

ここまでくれば、あとは家に帰って行くのです。

もう手綱は要らないんだね。
2019/03/07

十牛図 7、忘牛存人(ぼうぎゅうぞんじん)



十牛図は禅のお坊さんが書いた、自分探し、悟りを求めるイメージを人と牛を使って描いた作品です。

あら、牛は?

一体になったのが当たり前になってきて、意識から消えていきます。インフラのようなイメージですね。

じゃあ、もう悟っちゃったんじゃない?

自分を探すために始まった旅ですが、旅の前には見えなかったことに気付きだしている、でもそれは何かは判らないような状態ですね。
2019/03/08

十牛図 8、人牛倶忘(じんぎゅうぐぼう)



十牛図は禅のお坊さんが書いた、自分探し、悟りを求めるイメージを人と牛を使って描いた作品です。

何にも無いよ!手抜きかな。

手抜きではありません、牛も人も意識から去った状態です。

前回は牛が消えたけど、今度は人まで、

無事に一体になったとも言えます、そして、自分と思っているものは何だろう?と気付き、自分と言うのは「思い込み」とも言えるかもしれません。

自分が「思い込み」?

例えば全てが一体で、自分と言う分け方が、思い込みで苦しみの元とも言えますね。

うーむ禅だな。
2019/03/09

十牛図 9、返本還源(へんぽんげんげん)



十牛図は禅のお坊さんが書いた、自分探し、悟りを求めるイメージを人と牛を使って描いた作品です。

人もいなくなっちゃったよ。

人からみた風景とも言えます。

やっと、風景を見る余裕が出たとも言えますね。

あー、今までは自分、自分、だったね、肩の力が抜けていけば見えるのは自分じゃなくて風景なんだ。

そう言うことです。
2019/03/10

十牛図 10、入鄽垂手(にってんすいしゅ)



十牛図は禅のお坊さんが書いた、自分探し、悟りを求めるイメージを人と牛を使って描いた作品です。

おお、にわとりさんも出てきた。

自らと牛は一体になり、そして、周りを見る余裕を前回で取り戻したので、日常に戻り、生きることを愉しむのが良いでしょう。

楽しいことをするってこと?

何をしても楽しいと言うことです。

とりわけ人のためになることは楽しいでしょう。

ボランティアをするの?

それも、立派で良いですね、そして普通に人に優しい言葉をかけることが出来るのも宜しいでしょう。

そう言うのが幸せなのかな。

そのひとつの形と言えますね。